寒いですね〜
昨日は都内でも積雪
かも!
なんて予報が出ていたので
内心ウキウキしてシェルパで帰ってみたのですが、
起きてみてちょっと
ガッカリ・・・しちゃいました。
こんな、
寒くて雪や雨が降っている時には
アイシング現象に気をつけて下さいね〜
最近お客様から、それと思しきトラブルのお問い合わせがボチボチ来てます。
アイシングは
気温が低くて湿度が高い時に、
走り始めて5〜10分したくらいで、エンジンが完全には暖まっていない時が一番出やすいです。
しっかり暖まった状態でも、
ある程度の速度で巡航していると出ることも有ります。
これは、キャブレータの内部でガソリンが吸いだされて気化して行く過程で、気化熱を奪うことでキャブレータをどんどん冷却していき、
空気中の湿気が凍り付いてエンジン不調を起こす現象です。
現象としては氷が空気の通路を塞いでしまうため、燃料が濃い状態になって
プラグがカブッたりします。
急に吹けなくなり、停車した瞬間にエンストするような感じです。
そんな時は、あわてずに路肩か歩道に移動して、
5〜6分放置すると良いです
エンジン自体は充分暖まっていることが多いので、その
余熱でキャブレータを暖めてあげれば、
何事も無かったように再始動して走れることが多いです。
何とか走ろうと無理して頑張っていると、
プラグが完全にカブってしまい、キャブが暖まっても再始動できなくなっちゃいますよ
車両や条件によっては、スロットルバルブが凍り付いて戻らなくなり、
全開固定で暴走ということも有ります
非常に危険なので、起こってしまったら
キルスイッチかイグニッションスイッチを即座に切りましょう
この現象が起こるのは余程の悪条件が揃っている時なので、多少キャブを暖めても、また走行中に再発する可能性が高いし、
大事故につながりかねないので大人しくレスキューを依頼することをおススメします!
スーパーシェルパには
キャブレータヒーターが付いているので昨日は出ませんでした
これはエストレヤに付いているキャブヒータです。
これはゼファー750。
このように空冷のオートバイには、電気式のヒーターで暖めてアイシングを防いでいます。
水冷のZRX1200Rは、このように冷却水をキャブに回して暖めています。
このようなアイシングの対策が施されたのは、90年代の前半くらいからなので、
それ以前の車両に乗っている方は要注意!です。
キャブに上記の様な装置が付いていれば一安心です。
でも、キャブヒータが付いていても、ろくに暖機もしないで走り出すと、軽いアイシングが出ることもあるので過信しないで下さいね〜。
私もシェルパで走りながらの暖機
を良くするので、たまに出ますね。
最近の車両でも、
KSR110やエリミネータ125等には付いてないので注意して下さい!
当店スタッフもKSRで通勤していて、最近ひどいアイシングに悩まされてました。。。
給排気系のカスタムをしているのと、キャブがエンジンの上にあるせいでエンジンの余熱が伝わりにくいのでしょう。。。
昨日は
インジェクションのKLX250で帰ったので、全く大丈夫だったようです
アイシングはキャブ特有の現象なので、
インジェクションには無縁なんですよ〜