遅ればせながら、
Ninja250R・
D-TRACKER X・
KLX250の試乗レポです!
先週、北関東の某
コース1000にて行われた正規取扱店スタッフ対象試乗会に行ってきました。
走ったことのある人は分かると思いますが、いわゆるミニバイクコースで一般公道の峠道で道幅が倍以上ある感じのコースです。
最高速うんぬんは分かりませんが、普通のツーリングシーンに近いのでしっかり実力を見ることが出来ました
しかも、比較用に
新旧モデルをそれぞれ用意する辺りにカワサキの自信が伺えますよね
それでは各項目ごとにインプレです。
まずは
エンジン
皆さん、イチバン気になるところでしょう!
まずエンジンの始動は暖機も終わっていることもあって、
セル一発!
そんなことよりもその
アイドリングの安定感・静かさ・ラフにスナップした時のツキの良さはZZR250とは比較にならない位向上してます
これは
ロッカーアーム式から直打式に変更になったバルブ駆動方式と、今まで何かとトラブルの多かった
カムチェーンテンショナーの変更が大きいようですが、ほんとに同じエンジンなの
って感じです。
ドコドコドコ〜・・・と、もったりとした感じから、
トルルゥ〜と軽く回る感じに変わりました
これは1982年(だったかな〜
)の
GPZ250R(懐かしい。。。)からほとんど変更のなかったエンジンの、
25年以上経ってからのモデルチェンジなのでまずは期待通り!といったところです。
そして試乗の感想です!
発進からツキのよい感じで軽く回っていき、ZZR250と比べて
低・中速域のトルクが確実に向上しているので、最高100km/h位まで加速した限りでは
Ninja250Rの方が速い位です。
35馬力のZZR250から
31馬力にダウンしてますので、当然最高速は落ちているかと思います(非公式には160km/h位らしい)が、少なくとも今回のコースでは全く感じませんでした!
車体
まず走ってみて気に入ったのは、
サスペンションがすごく良くなった点です!
今回のようなコースでハードにブレーキして進入しても、しっかりダンパーが効いて腰砕けにならない感じ
です。
といっても、ハードに設定されてコース走行は良いけど街乗りは・・・という設定ではなく、街のりから峠道で
スポーツ走行をするのに気持ちよく走れる設定です。
アルミから鉄パイプフレームになった割りに剛性感はしっかりあるので、サスペンションがしっかり仕事をして
軽快なハンドリングになってます。
ブレーキも良く効くので、今回のようなコースで結構いいペースで走っても不安なところは全くなく
非常に楽しく走れました
かえってZZR250に乗って走った時に、甘いブレーキとフワフワしたやわらかいサスのおかげで軽い緊張を感じながら走ったくらいです
足つき
これも気になる人は多いでしょうが、モデルは
身長160cmで足短めで両足を同じくらい付けてます。
シート高は
ZZR250から15o高くなりましたが、シート周りの絞込みのおかげで
実際の足つき性は大差はなく、両足のかかとが軽く浮く程度です。
ポジションも見ての通り、アップライトでツアラーのZZRと変わらない感じです。
スーパースポーツのスタイルを持った、スポーツツーリングモデルといったところでしょうか。
装備
メーター周りはスッキリとした3連メーターで、好印象
ですね。
スピードはなんと、
200km/hまで刻んでます!(そんなに出るのか!?)
見づらいですが、右は水温計です。
ミラーは異型の5角形ですが、非常に見やすかったですよ
総論
排ガス規制による4馬力のパワーダウンはありますが、通常のツーリングシーンでそれを不満に感じることはほとんどないでしょう。
最高速アタックで規制前の250ccに負けるかも。。。とかを気にする人は今の内にバリオスUを買うのもアリでしょう。(というより、大きい排気量に行った方が。。。)
しかしそれ以上に感じたのは、
走っていてとにかく楽しい!ということです
久々に250ccクラスで楽しく走れるスポーツモデルが出ました!という感じで、初めてバイクに乗る若い人から、リターンライダーさんに是非乗ってみて欲しいです。
最初に乗るエントリーモデルとして、
バイクに乗ることの楽しさをしっかり感じられるモデルだと思います。
排ガス規制で各メーカーの250ラインナップが寂しくなる中で、
カワサキは良くがんばったと思います。